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アトピー性皮膚炎を悪化させる感染症

アトピー性皮膚炎の治療で大切なのは、皮膚表面の感染症効果です。

アトピー性皮膚炎の方は、皮膚自体の感染に対する免疫が低下しているため、ヘルペスウイルスや黄色ブドウ球菌、溶連菌感染症、それに真菌といったものによる感染を起こしやすくなっています。
これらの感染を取り除くだけでも、皮膚の赤みやかゆみが減り、滲出液の量が少なくなり、アトピー性皮膚炎そのものの症状自体が落ち着いてきます。

①ヘルペスウイルスによるカポジ水痘様発疹症
中央にへそのある小水疱が規則正しく出現し、しばらくするとかさぶた、もしくは掻き破って点状のびらんとなります。
はじめは小さな盛り上がりが並ぶだけで水疱がなかったりします。このような状態は、アトピー性皮膚炎の丘疹なのか、細菌感染なのか、よくアトピー性皮膚炎を見慣れた者でないとヘルペスウイルスなのかはっきりしない場合があります。
時に発熱し全身状態を悪化させるほどになることもあるので、疑わしい時には抗ウイルス剤を早目に使用した方がよい場合もあります。
皮膚がヘルペスウイルスに感染している場合は、かゆみと同時にチクチクとした痛みを訴えることがあり、また体が突然寒くなるというような全身症状を伴うことが多く、診断の目安になります。

②黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌自体が特殊な毒素を産生して、湿疹を悪化させると言われています。このような場合には、イソジン消毒療法や強酸性水によるスキンケアが有効と考えられます。

【イソジン消毒療法】
消毒用イソジン液(250mlで1500円前後、うがい用のイソジン液と間違えないように注意)をコットンにつけて、お好み焼きにソースうを塗るように皮疹部に塗る。滲みていたい場合は10倍くらいに薄めるか、ヒビテンなど他の滲みない皮膚用の消毒液でもいい。 数分待ってシャワーで洗いながす。
この洗い流すというところがポイントで、滅菌した後は、消毒薬といえど、皮膚には異物であり刺激源となりうる。イソジンの添付文書を読むといろいろ副作用が書いてあるが、持続的に接触させた(塗りっぱなし)場合の話であって、洗い流した場合はさほど心配は要らないようである。

③連鎖球菌
最近アトピーで注目されはじめた菌で、子供のとびひの菌と同じで、梅雨時から夏場にかけて良く発生します。
はじめはウイルス感染と見分けがつきにくいが、丘疹が水疱ではなくの膿疱となってくるので判る。黄色っぽくて潰すと膿が出る。一つ一つがやや大きくて配列も不規則である。
発熱し白血球が上昇する。この場合は抗ウイルス剤ではなく、抗生物質を出す。数日で全身に広がり、かなり悲惨な思いもするが治りだせばまた早い。

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